国立の文化施設、ウポポイ(民族共生象徴空間) にて、
動物とアイヌ文化の関係をテーマにした取材記事を担当しました。
アイヌ文化を扱う施設の特性上、
取材許可の取得・撮影可能範囲の調整・文化的配慮に基づく構成
など、多くの慎重なプロセスが必要な案件でした。
Lamiel Ark Creative では、企画・取材・執筆まで一貫して担当しています。
取材内容とテーマ性
なぜウポポイ取材が特別なのか
ウポポイは、日本で唯一のアイヌ文化を伝える国立施設です。
展示物には歴史的価値の高い資料が多く、
一般的な観光メディアのような気軽な取材は不可能 です。
- 記述の正確性
- 表現の公平性
- 写真撮影範囲の遵守
- アイヌ文化への敬意
これらすべてが厳格に求められます。
そのうえで、正式許可をいただき、
現地での見学・スタッフの方の解説・展示体験を記録しながら
記事としてまとめました。
制作の流れ(ワークフロー)
① 企画書の提出
- 記事テーマ
- 取材目的
- 動物学的視点との接続
- 取り扱う展示内容
- 撮影希望範囲
- 公開媒体と意図
などを詳細に記載し、審査を経て許可を取得。
② 現地取材・展示体験
- 北海道に赴き、館内を丁寧に見学
- 動物と神(カムイ)に関する展示の読み解き
- アイヌの世界観と動物との関係性を現地で再確認
- 写真・メモを取りながら、体験を記事に落とし込み
③ 執筆・構成
ウポポイは文化・歴史・宗教観など繊細な要素が多いため、
- 表現の正確性
- 図録や公式資料との照合
- 文化的配慮
- 体験者としてのリアルな感想
これらのバランスを意識しながら執筆しました。
記事の特徴
動物専門メディアだから書けた視点
アイヌ文化は「動物」と深く結びついています。
特に、
- 熊(シロカムイ)
- 鹿
- 魚(サケ)
- 鳥
の存在は神(カムイ)として扱われ、暮らしと密接につながっています。
動物専門ライターとしての視点を活かし、
単なる施設紹介ではなく「文化と動物の関係性」を軸に執筆しました。
体験を基盤にした“実感のある文章”
ウポポイは体験型展示が多く、
実際に見て、聞いて、触れて理解するタイプの学びが中心です。
そのため、
実際に行かなければ書けない“現地の空気感” を
そのまま文章に落とし込みました。
制作担当範囲
- 企画構成
- 事前申請・取材許可手続き
- 現地取材
- 写真撮影(許可範囲内)
- 執筆・校正
- 記事公開後のフォロー
H2:公開記事リンク
👉 北海道ウポポイ体験記|アイヌ文化と動物たちの世界
https://pandanocoto.com/article/contents/upopoi
※ウポポイ様・アイヌ民族文化財団様のご協力により制作しております。
写真や文章の転載は固く禁止されています。
H2:関連する実績
- 熊シリーズ(月間10万アクセスの調査記事)
- 能登半島地震ペット支援まとめ
- 動物専門ニュース記事
- 文化 × 動物 の解説記事
